今年も梅の花を見られました!
沼田市ではそろそろ梅が咲き始めました。さすが下界です。もう春の様相が濃くなりはじめた。
私の近辺の梅が咲き始めるのは早咲きで3月末から4月にの初旬ですが、4月の一週目あたりに雪が降るんですよ。そうなると梅の収穫は激減するので、できるだけ遅く咲く品種が好まれるみたいですね。ともあれ、今年も梅の花が見られました。よくぞ冬を乗り越えた!あと何回春の到来を見られるか?年々残高は減る一方です。
昔は梅は実を取るために植えていたので、花の見るための梅はあまり見かけなかったのですが、最近は紅梅をよく見かけます。今日見かけたのも紅梅でした。紅梅は実をつけないので花を楽しむための梅ですね。紅千鳥と言う品種ではなかろうか?

梅はどうらや中央アジアあたりが原産で日本には奈良時代に仏教とともに伝来してきたらしいんです。万葉集には梅を歌った歌がいくつもあるけれど桜を歌った歌は少ないので、てっきり元々日本にあった植物だったのかと思っていましたが、万葉の時代にはモダンな外国の花だったんでしょうね。梅は中国では「メイ」なのでなんとなく「ウメ」と言う呼び方に通じている気もします。
梅、桜、桃。皆バラ科の植物ですが、バラ科の植物って燃やすと匂いの強い煙を大量に吐き出します。燻製に利用されるのもうなずけます。この時期、リンゴ園で剪定した枝を燃やしていますが、リンゴもバラ科の植物なので遠くからでも臭いでわかります。梨の神々しいまでの「白」と違い、リンゴの花の「白」は何とも言えぬ女性的な雰囲気を持っていますが、冬、葉を落としたリンゴの姿はアメリカのアニメに出てくる物の怪の森のようないびつな姿です。リンゴの花が咲くころには日差しが強くなって日焼する季節になります。
我が家ではお彼岸頃にフクジュソウが咲きだしますが、今年はまだ咲きそうにありません。その後、白梅、コブシ、八重桜、モクレン、梨、桃など花の樹が賑わいを見せますが、「冬を生きのびられてよかったなぁ」と感じる季節になります。昨年、八重桜の花を塩漬けにしてお茶にして楽しみましたが、今年も何か風流なことをやってみよう。梅酒は8リットルのビンに2つ漬けましたが、梅雨明け前に父が全部飲んでしまいました。これで酔っぱらって転がって歩けなくなったことの遠因でもありますが、本来なら梅酒が良く漬かって味わいを出す年の瀬には亡くなったので、まぁ、人生そんなもんじゃないでしょうか?
梅は食用に植えたので南高梅ばかりなんですが、種類はわからないけれど小梅がなる木が一本あります。私が子供の頃、父がなんたら代議士とか呼ばれる人にもらってきた梅で、30年もの歳月がかかったいわゆる盆栽と言うものだったのですが、盆栽なんてからっきし興味のない父は畑にその梅を植えて育てたものですから梅の大木になっています。
梅と言えば菅原道真。太宰府の飛梅伝説に話が行くのは当たり前なので、同じ天満宮の湯島の白梅のことでも話しましょう。学生の時に湯島の白梅を見に行きました。3月の初めだったかな。その頃、泉鏡花の戯曲「婦系図」を読んだこともあって、”上野の鐘の音(ね)も氷る細き流れの幾曲(いくまがり)、すえは田川に入谷村”とばかりに、一人でお蔦と早瀬主税(ちから)を演じながら、上野方面からあちこち散策しながら湯島の天神様に入ってきました。「婦系図」には演劇で有名な「湯島の白梅」の別れの場面は出てこないのですが、けっこうミーハーなので小説の舞台と同じ場所にいることが楽しかったです。湯島の白梅のほとんどは「白加賀」と言う品種だったと記憶していますが、今はどうなっているんだろう?花の頃にまた行ってみたいな。帰りに御徒町のアメ横で怪しそうなホルモン焼きを食べて帰ってきたっけ。
飛梅伝説と言えば、飛松伝説と言うのもあって、菅原道真を追って梅と共に松も太宰府に向かって飛び立ったのですが、途中で根性尽きて落ちてしまった。神戸の須磨に落ちたと言う話もあり、子供の頃に須磨の飛松町ところに連れて行ってもらった覚えがあるのですが、飛松そのものが何だったのか全然わかっていなかったのでただ単に普通の街でした。
梅と松と言えば竹。まだしばらく怪しい竹藪の手入れは続きそうです。
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