縁
友人からミカンが送られてきたので、牧水ゆかりの金田屋旅館におすそ分けを持っていきました。
あんたの親戚筋の人が来ているよ。と言われてお会いしたのが、私の祖祖父の妹のお孫さん。ちょうどこのお客さんが金田や主人の洋ちゃんに自分のルーツに関して相談していた時で、私の家にも縁があるらしいという話をしていた最中に私が訪ねてきました。
こうなると旧家の長男なので、血縁関係やその広がりなども頭に入っているので簡潔明瞭に説明できます。ゆり子さんと言うこのお客さんのおじいさんの出自やその親族なども知っております。私は幼少のころ高校生だった人で、なんとなく覚えがあるのですが、昭和40年代ごろにアメリカにわたり、向こうの人と結婚したことまでは知ってました。
私の父のことはよく知っていたようですが、「たしか、お子さんが結核でなくなっているんですよね。」と言われ、お子さんである私は小児結核を患ったけれど、まだ生きていると思っています。私が結核で祖父母の家で養生しているときによくお使いに来ていた娘さんであることを思い出しましたが、祖父のいとこになるんですね。
ハズバンドはカリフォルニア大学バークレー校で心理学の教授やってた人で、いろいろ話をしていたら慶応大学に講師で来ていたことなどをうかがいました。私はそこで社会心理学を学んでいましたが、ちょうど入れ違いで日本に来たようです。USAは統計を取るためにえげつない実験ができるので面白いですね。なんて話から、いろいろ心理学のための実験調査の話などをうかがえました。オキシトシンというホルモンが起こす恋愛への影響なんて話で盛り上がったのですが、夜11ごろまで外人さんとそんな話題を楽しみました。
意外な話題は、カリフォルニアに住むゆり子さんはキンドルで日本の小説などを読んでいるそうですが、「私の故郷の姿みたい。」と、紹介されたのが拙著「猫と座敷童」USAや英国やドイツで読まれているのはレポートで知ってましたが、米国で読んでいた人に会うのはびっくり。向こうはもっとびっくりしてましたが、まさか目の前に作者がいて自分の親戚筋だったと。
村上春樹が英訳されるのを前提に文章を書いているのなら、こちらは絶対に翻訳できねぇど!って意識で書いたのが「猫と座敷童」シリーズ。なので、ハズバンドにどういう話なのかと英語で説明するのに苦慮しましたが、外国語に訳したら面白みが半減してしまう物語です。日本の美意識がないと理解できないカモ。
ミカンから生まれた縁。楽しい夜でした。

このブログへのコメントはmuragonユーザー限定です。