のすたる爺や

日々の出来事ちょっとしたエッセイ。

スズメ

のすたる爺や

 おじさんたちのお茶飲み話は「なんか、最近雀を見かけなくなったなぁ。」と言う話題から始まりました。

 私が子供の頃は冬になると雀をとっ捕まえるのが遊びの一環でした。家の軒下に米などを置いて、紐をつけた棒で支えたザルをその上にかけて、雀がえさを食べにザルの下に入ったらひもを引っ張って上からざるがかぶって雀が捕まる。単純な罠ですが、結構捕まえたんですよ。それと、粘着性のあるノリで捕まえる鳥もち。

 モチノキなんて呼ばれる赤い実がなる常緑の樹があって、その樹皮を半年くらい水につけて粘り気のあるゲルを作るのですが、私は作ってみたことはありません。これを鳥がとまる樹の枝などに塗っておくと足が張り付いて動けなくなる。ゴキブリホイホイより先にこの手法は確立していました。

 あとは、ゴムひもで作ったパチンコ。同級生のおじいちゃんがこれで雀を取る名人で、石つぶてを飛ばして枝にとまっている雀を打ち落とすんです。

 冬になると外で遊べないから家の周りでこんなことやって楽しんでいましたが、鳥の種類も量も多かった。なんか今年は鳥を見かける機会が少ない冬です。猛禽類が増えたのかな?それとも疫病?と、気になっています。

 しかしながら、おじさんたちの話題は「昔、森昌子が越冬スズメってのを歌ってたな。」え?越冬ツバメじゃなかったっけ?あれ?どっちだったけ?

 三歩歩くと忘れるのが鶏ですが、丸太に腰かけているだけで物忘れするのはおじさんたちです。