寄せ鍋
私が高校を卒業して上京する時代、宅急便なるものは存在していたようだが、こちらにはなかった。
駅まで荷物を運んで、国鉄の貨物便でお江戸におくりましたが、駅からアパートまで宅配してくれるシステムになっており、お江戸のついてアパートに入ったら荷物が部屋に置かれていて、「ここから始まる」という期待がわいてきたものです。
そう言えば、あの時代、国鉄の貨物便というのをよく使っていたおぼえがあります。母が兵庫県の実家にリンゴなどを送るときにも、駅まで行って貨物の受付に預けてましたし、そう言えば、荷札。細い針金のついた無地の白い荷札に住所を書いて、あれで届いたのですからたいしたシステムです。今の隣国なら間違いなくどこかで消えていることでしょう。
関西からは文明の産物が送られてきたものですが、駅までとりに行きました。
今考えてみると、すごいものが送られてきてました。どろっとしたとんかつソース。昭和50年代の始まり頃に中トロソースが出てくるまで、このあたりではウスターソースが中心でしたからね。バンフォーテンのココアなんてのも送られてきて、あれは神戸のココアだと思ってました。オランダものだと知ったのは高校生になった頃。
なぜか、昆布が送られてきてました。北海道ものの。こちら、昆布文化圏ではないので昆布ってあまりなじみがなく、おでんに入っているくらい。昆布は関西のもが良いって、結局北海道からの輸入物なんですけど。
昆布文化の境界線?越後の南、親知らず子知らずを越えて富山に入ると、昆布文化圏ですね。それと、ブリ。あれは柏崎あたりだろうか?信濃川はサケが遡上しますが、あのあたりが南限。越後も姫川のあたりはブリの文化圏ですね。
なんてことを思い出しながら寄せ鍋を作ってみました。

秋刀魚がねぇ、売ってないんですよ。高くて買えないけど。
で、タラとサケ買ってきました。ブリもあったのですが、今ひとつ食べ方がよくわからない。この土地にどっぷりつかっている人間なので。
鍋物が嬉しい季節になってしまいましたね。
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